日光東照宮 最新情報

山内の紅葉が見頃となってきました。写真は10月29日現在の当宮社務所近くにある馬場の紅葉の様子。朝の運動をしているのは当宮の神馬「光波号(こうはごう)」です。
御祭神徳川家康公は、東海一の弓取り・馬乗りと称えられたほど各種武術に大変優れた武将でした。東照宮の初代御神馬は、関ヶ原の戦いにも乗馬された「立黒(たちぐろ)」であったと伝えられ、史跡探勝路にある神馬の碑は同馬のものと考えられています。江戸時代を通して6〜7頭が常備されていた東照宮の神馬は、明治以降には皇室からの寄進という栄誉によって伝統を継承しましたが、大戦中に物資不足によって途絶えて以降長い間不在となっていました。
当宮の神馬制度は昭和47年、日本馬術史上最も偉大な馬の一頭である「バリーナ号」が献進されたことによって復活しました。バリーナ号は昨年の北京オリンピックに出場し大きな話題となった法華津寛氏やミュンヘンオリンピック選手である高宮輝千代氏が騎乗していた名馬でした。同馬はニュージーランド産であり、昭和51年に当時の同国マルドゥーン首相が国賓として来日した折、当宮に参られ同馬と対面し、後継馬の寄贈を約束されました。その言葉通り翌52年に「丸泰号(まるたいごう)」が、そして56年に「光波号」が献進されました。丸泰号は既に退落しましたが、光波号は33歳の今も元気に2時間の神厩奉仕を続けています。
神馬献進を通して、東照宮とニュージーランド国との友好関係は深まり、昭和61年には同国にて開催された「ジャパンウィーク86」に当宮の流鏑馬が招待され、流鏑馬史上初の海外公演を行ったことをはじめ、様々な形で交流を行っています。
平成17年にはニュージーランド政府から当宮へ3頭目となる神馬「光徳号(こうとくごう)」(現在14歳)が献進されました。光波号と光徳号の2頭の神馬は、神厩奉仕や春秋大祭渡御祭行列への奉仕の他、日本とニュージーランドとの友好の象徴として国際親善の重要な役割も果たしています。
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