戦後、占領政策によって各種武道は禁止状態にありましたが、昭和26年に今日まで続く「日光剣道大会」が全国に先駆けて開催され、翌27年の第2回大会が「全日本剣道大会」として開催、全国から参集した代表者が意見調整し、今日の全日本剣道連盟の設立が決定されました。このような歴史から、東照宮武徳殿は「戦後剣道復活の地」と称され、その歴史と建築美が評価され、国の登録有形文化財に登録されています。 武徳殿は現在、東照宮道場生の稽古や東照宮流鏑馬の木馬稽古の他、社会人から少年まで多くの団体の合宿や稽古会などにも使用されています。 |
東照宮道場の創設は昭和28年。50年以上の歴史がある道場です。 剣道は身体を鍛えると共に、伝統文化を重んじ、勇気と思いやりのある心を育てるのに有効とされており、優れた武人であった御祭神徳川家康公をお祀りする当宮では、道場運営も大切な事業のひとつとして取り組んでいます。 道場には現在小学生から一般まで約30名が在籍し、正しく強い剣道を目指す基本を重視した日頃の稽古に加え、寒稽古、鏡開き、夏期錬成、親子剣道大会、煤払い、また、餅つきやレクリエーションなどの各種行事を通して、伝統文化、礼儀、団体行動を学んでいます。また各種大会や親善稽古会への参加を通して稽古の成果を試し、他地域の剣士との交流を図っています。 入門対象者は小学1年生以上。稽古場所は東照宮武徳殿。稽古の見学は自由ですので、是非お気軽にご来館下さい。
※道場への入門、武徳殿の合宿や稽古会等での使用に関するお問合せは、 東照宮武徳殿事務局 TEL 0288-54-0560(代)まで |
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